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【グランピング企画】第10話:グランピングが果たす役割を再認識した出張

2019.06.16


■きっかけはクライミング(ボルダリング)

東京五輪から正式種目に採用され、今後は更に大きなムーブメントとなりそうな「スポーツクライミング」。
一見新しい言葉の様ですが、その中には皆さんもご存じの【ボルダリング】も入っています。

先週、そのボルダリングの聖地からお声掛けを頂戴し、現地ロケハンや行政様との会議に参加しました。

元々はこの地のご出身で、現在は東京で映画や映像のプロデューサーとして活躍されている方が、
昨年から地元愛満載の「ボルダリングと音楽」のイベントを行政様バックアップの中で開催されたのですが、
2回目となる今年は規模やサービスも拡大したいとの背景からご相談を頂戴しました。

私たちのミッションは、先ずはこのイベントでの滞在施設としてのグランピング。
そして近未来は、このエリアでの観光ソリューションとしての常設グランピング場施設開発となります。

■グランピングが果たす役割

ボルダリングはワールドワイドスポーツであり、その聖地へは世界各国からクライマーが訪れます。
ただせっかくクライマーが多数訪れても、滞在施設が不足しているとビジネス面では恩恵を受けれず、
真の意味での観光事業の成功とは言えません。

クライマーに限らず、多くのインバウンドの観光受入れ、そして国内からの旅行者の受け入れを
考えると、キラーコンテンツである「ボルダリングの聖地」は滞在施設との連携が必須となります。

そしてアウトドアコンテンツであるクライミングとの親和性が高いグランピング、
リゾートホテルよりも手軽にチャレンジ可能なグランピングが果たす役割は小さくありません。
地元の歴史や食材や景色など、グランピングは「地元の訴求すべき観光資源を集約」する事が可能です。

行政の方々もグランピングの役割はご理解いただけていたのも心強かったですし、
先ずは素敵なイベントを通じて、地元の若いキーマン達や重鎮、そして有力者の皆さんと
グランピングについてコミュニケーションを開始できた事を本当に嬉しく感謝しています。

グランピングの聖地から海沿いに下山すると、古民家も多数あり、その古民家では
若いキーマン達がゲストハウス開業やアパレル通販のショールーム化の準備に頑張ってる姿があり、

目の前の無人島では1組限定の無人島キャンプがあったり、

閉鎖中の天然温泉ホテルなどは、絶好のロケーションから、グランピングテイストの「ビーチクラブ」へと
リニューアルすれば、世界から訪れるクライマーと国内旅行者との素敵な交流の場になると感じました。

行政のご担当者様ともお話しましたが、グランピングと言うキーワードは、開発地の「点」だけでなく、
その地域(エリア)全体を活性化する「面」での役割もある事を再認識しました。

また楽しみな案件が増えました。