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グランピング施設のテント・備品のカビ対策!

2024.05.15


この記事を読むと……


  • ・グランピング施設におけるカビの原因について整理できる
  • ・グランピング施設におけるカビのリスクやデメリットについて整理できる
  • ・グランピング施設のカビ対策について情報整理できる

「長い説明を読むよりも、まずは話を聞いてみたい!」という方はコチラ!



目次:

  1. グランピングテントでカビが発生する原因
  2. カビによって生じるリスクやデメリット
  3. グランピングテントのカビ対策
  4. まとめ


1.グランピングテントでカビが発生する原因

グランピングテントでカビが発生する主な原因は以下の3点です。


(1) 湿気の高い環境

グランピングは自然豊かな場所で行われることが多く、周辺の湿度が高かったり、川や湖沼に近い立地であったりするケースがあります。

このような環境下ではテント内部にも湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすくなります。


(2) 換気が不十分

テントの構造上、換気が不十分になりがちです。

特に夜間は安全上の理由から開口部を閉め切ってしまうため、湿気や二酸化炭素が滞留しカビが繁殖しやすくなります。


(3) 清掃が不十分

宿泊施設で使用される布団や備品類は、頻繁に清掃や乾燥を行わないと汚れや湿気がこもり、カビの温床になってしまいます。

テントの隅々までこまめに清掃を行わないと、ホコリや汚れが溜まり、そこにカビが繁殖する好環境ができてしまいます。

テントの内側だけでなく、外側の土や落ち葉の堆積も見逃せません。これらが湿気を含むとカビの温床となるからです。利用後には必ず内外の清掃を徹底する必要があります



以上の3点が主な原因となり、グランピングテントでカビが発生する可能性が高くなります。適切な対策を行うことが重要です。



2.カビによって生じるリスクやデメリット


カビ対策を怠ると、グランピング施設の運営に大きな影響を及ぼします。

具体的には以下のようなリスク・デメリットが考えられます。


・健康被害に関するリスク

・顧客満足度の低下

・修繕費用の増大


(1) 健康被害の防止

グランピング施設でカビが発生した場合、大きな健康被害を引き起こす可能性があります。

カビは細菌やウイルスの温床となり、呼吸器系の症状や皮膚のかぶれなどのアレルギー反応を引き起こします。

特に乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は危険性が高くなります。


(2) 顧客満足度の維持

グランピング施設においてカビ対策を怠ると、顧客満足度が大きく低下する恐れがあります。

カビの発生は、施設の衛生状態が悪いという印象を与え、顧客から不快感や不安感を抱かれてしまいます。

また、カビは呼吸器系の症状を引き起こす原因にもなるため、施設利用時の健康被害にもつながります。

万が一、顧客の健康被害が発生した場合、施設の信頼性が大きく損なわれ、評判が落ちてしまいます。

なにより、グランピングの語源である「グラマラス(豪華な)」のイメージを大きく損なってしまうのが問題です。


(3) 修繕費用の増大

一度カビが生えてしまうと、再発防止をしたり根絶するのには予防以上に大変です。

場合によっては設備の買い替えなども発生するので、修繕費用が予算を大幅に超過してしまうリスクがあります。



3.グランピングテントのカビ対策


(1) 清掃と換気の徹底


布団やマットレスなど寝具関連は定期的な陰干しをしましょう。

また、収納スペースも含めて十分な換気が必要です。

除湿機の設置も検討しましょう。

テントの内側だけでなく、外側の土や落ち葉の付着等も注意しましょう。

これらが湿気を含むとカビの温床となるからです。

利用後には必ず内外の清掃を徹底する必要があります。


(2)防カビ剤の使用


防カビ剤には様々な種類がありますので、使用する場所や対象物に合わせて適切なものを選びましょう。

一般的な防カビ剤の種類は以下の通りです。

防カビ剤の種類

特徴

次亜塩素酸ナトリウム

強力な殺菌効果があり、カビや雑菌を確実に除去できます。

酢酸

天然由来で安全性が高く、布製品にも使用可能です。

ベンザルコニウム塩化物

持続的な防カビ効果があり、カビの再発を防ぎます。

防カビ剤の使用に際しては、製品の取り扱い説明書をよく読み、適切な希釈濃度や使用量を守ってください。また、十分な換気を行い、使用後は水洗いをしっかりと行いましょう。


(3) 専門業者への相談


カビ対策を自力で行っても、なかなか予防の難しい場合があります。

そのような際には専門業者に相談することをおすすめします。

ただし、業者への相談も2つのデメリットがあります。


・コストがかかること

・信頼できる業者を見つけるのが大変なこと


専門の機材を使ってプロが対応することになるので、費用感は自前で対策するよりも高くなります。

そして、知識と経験のある業者を選ばなければカビを予防しきれず残念な結果になるかもしれません。


基本的に各業者の宣伝には自社の良いところしかアピールされていませんので、業者選定の目を養う必要があるのが最大の難点だと言えるでしょう。


(4) そもそもテントを使わない


テントを使うとどうしてもカビのリスクと戦っていくことになるため、そもそもテントを使わないという選択肢もあります。

「トレーラー型」や「キャビン型」、ヴィラタイプの運営をしていくのも一つの手段です。


テント型のデメリットを解消できる反面、それぞれのタイプにもデメリットが存在するのでコンセプトや状況に合わせた選択をしていくのが一番重要だと言えるでしょう。


4.まとめ


今回の記事の要点をまとめると以下の通りです。


  • ・グランピング施設のテントに関するカビの原因は湿気の多い環境や清掃、換気などが関連してきます
  • ・カビの発生によって健康面やブランディングに関するリスクやデメリットが発生し得る
  • ・カビの対策については様々な方法があるが、そもそもテントを使わないという選択肢もある


今回はグランピング施設のカビ対策について簡単にまとめました。



「今現在、テントを使っていてカビの問題について悩み続けている」



という方は、ぜひ弊社へのご相談をお待ちしております。

納得がいくまでコミュニケーションさせて頂きます。

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