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グランピング施設にプールを設置するメリットと運用のコツ

2024.06.10



この記事を読むと……

  • ・プールを設置するメリットがわかる

  • ・運用する上での注意点がわかる

  • ・プールを活用したサービス展開について理解が深まる

「長い説明を読むよりも、まずは話を聞いてみたい!」という方はコチラ!


目次:

  1. グランピング施設にプールを設置するメリット

  2. プール設置における注意点

  3. プール運用のコツ

  4. プールを活用したサービス展開

  5. プールの維持管理

  6. まとめ


グランピング施設にプールを設置するメリット

グランピング施設にプールを設置することで、以下のようなメリットが期待できます。


メリット

内容

夏場の集客力アップ

暑い時期の人気コンテンツとなり、宿泊客増加に貢献

宿泊客の満足度向上

プールを楽しむことで、滞在がより充実

他施設との差別化

プールの有無が施設選びの決め手になる可能性あり


特に夏場の集客力アップは大きなメリットです。

暑さを避けてプールでリフレッシュしたいという需要は確実にあります。

また、子連れファミリー層の取り込みにも効果的でしょう。


上記のメリットを考えれば、グランピング施設の魅力アップと収益向上に寄与すると言えるでしょう。


夏場の集客力アップ

グランピング施設にプールを設置することで、夏場の集客力を高めることができます。暑い夏の日に、緑豊かな自然の中で涼しげなプールを楽しめるのは、多くの人にとって魅力的な過ごし方です。


特に、ファミリー層や若者グループにとっては、プールが決め手になることがあります。

また、SNSでのシェア効果も期待できます。

インスタ映えするプールの写真は、施設の魅力を広く伝える役割を果たしてくれるでしょう。



宿泊客の満足度向上

グランピング施設にプールを設置することは、宿泊客の満足度を向上させます。

特に夏場は、プールがあるだけで宿泊客の体験価値が大きく変わります。

プールを活用することで、宿泊客は以下のようなメリットを享受できます。


メリット

内容

リラックス効果

開放的な空間でのんびりと過ごせる

アクティビティの充実

プールを利用したアクティビティが可能

子供の喜ぶ施設

家族連れの満足度アップに貢献


プールサイドに、

  • 日よけパラソル

  • くつろげる椅子

  • 飲食を楽しめるスペース

などを設けることで、宿泊客はよりプールを満喫することができるでしょう。


さらに、プールを中心とした以下のようなサービスを提供することで、宿泊客の満足度はさらに高まります。


  • プール利用込みの宿泊プラン

  • プールサイドでのバーベキュー

  • ナイトプーリングイベント


このように、プールの設置は宿泊客の満足度を向上させる有効な手段といえるでしょう。


他施設との差別化

グランピング施設にプールを設置することで、他の施設との差別化を図ることができます。

多くのグランピング施設では、BBQや自然体験などのアクティビティが中心ですが、プールを設けることで、より幅広い客層のニーズに応えられるでしょう。

特に、以下のようなターゲット層に対して、大きなアピールポイントとなります。


ターゲット層

効果

ファミリー層

子供連れでも安心して楽しめる

若者グループ

写真映えするおしゃれな空間

カップル

非日常的でロマンチックな雰囲気


プールサイドを魅力的に演出したり、水上アクティビティを充実させたりすることで、施設の個性を打ち出し、他施設にはない唯一無二の価値を提供できます。

インスタ映えするフォトスポットを設けるのもおすすめです。



プール設置における注意点

グランピング施設にプールを設置する際は、いくつかの重要な注意点があります。


注意点

内容

安全管理体制の整備

事故防止のため、適切な安全管理体制の整備が不可欠です

衛生管理の徹底

利用者の健康を守るため、プールの衛生管理を徹底する必要があります

適切な水質管理

快適な利用環境を維持するため、適切な水質管理が求められます

ライフガード等の人員配置

安全性を確保するため、ライフガードなどの専門スタッフを配置することが重要です


これらの注意点を踏まえ、安全で衛生的なプール環境を整えることが、グランピング施設におけるプール運営の大前提となります。

利用者の安全と満足度を両立させるためにも、これらの点に十分に留意しながらプールを設置・運営していくことが求められます。

またプール設備の設置には保健所への届出や相談が必要となります。行政対応を忘れてはいけません。


安全管理体制の整備

グランピング施設にプールを設置する際、何より重要なのは安全管理体制の整備です。


安全管理のポイント

具体的な対策例

監視員の配置

有資格者を常駐させる

監視カメラの設置

死角のない位置に複数台設置

緊急時連絡体制の整備

救急要請や家族への連絡フローを定める

ライフセーバー用品の備え付け

リング付きブイ、救助棒等を適切に配置


その他、プールサイドを滑りにくい素材にしたり、水深を明示したりするなど、事故防止のための工夫も必要です。 また、お客様に対しては、利用上の注意点を分かりやすく掲示し、事前に十分な説明を行うことが求められます。 安全を最優先に考え、楽しく安心してプールを利用できる環境を整えましょう。


衛生管理の徹底

グランピング施設にプールを設置する際、衛生管理の徹底は欠かせません。利用者の健康を守るため、以下のような衛生管理を行うことが重要です。


項目

内容

水質管理

塩素濃度や pH 値などを定期的にチェックし、基準値内に収める

清掃

プールサイドや更衣室などを定期的に清掃・消毒する

ろ過装置の管理

ろ過装置を適切に運転し、ろ材の交換や逆洗を行う

備品の衛生管理

ライフジャケットなどの備品を定期的に洗浄・消毒する


また、衛生管理マニュアルを整備し、スタッフ教育を徹底することも大切です。

詳しい衛生管理に関する内容は保健所への相談が必要です。

衛生管理を適切に行うことで、利用者に安心・清潔なプール環境を提供できるでしょう。


適切な水質管理

プールの水質管理は、利用者の健康と安全を守るために非常に重要です。

水質の基準は、下表のようにpHや遊離残留塩素濃度などの値で定められています。

これらの基準を満たすために、以下のような管理が必要不可欠です。


  • 毎日のpHや塩素濃度の測定と調整

  • ろ過装置の適切な運転管理

  • 定期的な水質検査の実施

  • 基準値を逸脱した場合の迅速な対応


また、利用者数に応じた適切な換水や、雨天時の水質悪化への対策なども重要なポイントです。

水質管理を適切に行うことで、利用者に安全で快適なプール環境を提供することができるのです。


ライフガード等の人員配置

プールの安全運営には、適切な人員配置が欠かせません。

特に、ライフガードの配置は重要です。

ライフガードの主な役割は以下の通りです。


役割

内容

監視

プール利用者の安全を常に監視

救助

事故発生時に迅速に救助

指導

利用ルールの指導や注意喚起


ライフガードは、十分な知識と経験を持つ有資格者を配置しましょう。

配置人数は、プールの規模や利用者数に応じて適切に設定します。

また、ライフガード以外にも、受付スタッフや清掃スタッフなどの配置も必要です。

スタッフ全員が連携し、プールの安全かつ快適な運営を実現しましょう。



プール運用のコツ

グランピング施設でプールを運用する際は、以下の点に留意しましょう。


  • ・利用ルールの明確化

  • ・利用時間の設定

  • ・付帯設備の充実

  • ・イベントやアクティビティの企画


それぞれの解説を見ていきましょう。


利用ルールの明確化

グランピング施設にプールを設置する際は、利用ルールを明確にすることが大切です。

安全管理上の注意点や禁止事項などを事前に定め、宿泊客に周知徹底しましょう。

主なルールの例としては以下のようなものが挙げられます。


ルール

内容

利用時間

プールの利用可能な時間帯を設定する

入場制限

混雑時の入場制限や年齢制限など

飲食制限

プールサイドでの飲食ルールを定める

遊泳能力

一定の遊泳能力を満たしている宿泊客のみ利用可とする


また、注意事項として以下のような点を掲示し、宿泊客の安全確保に努めましょう。


  • 遊泳前のシャワー浴

  • 飛び込み禁止

  • 浮き輪などの持ち込み制限

  • 監視員の指示に従うこと


ルールを明文化し、施設内に掲示するとともに、チェックイン時に説明を行うことで、宿泊客の理解と協力を得ることができるでしょう。


利用時間の設定

グランピング施設のプール運用では、利用時間の設定が重要です。宿泊客の安全確保と満足度向上のために、以下の点を考慮して利用時間を設定しましょう。


時間帯

対応

早朝

清掃とメンテナンスの時間を確保

午前

ファミリー向けに利用時間を設定

午後

大人向けの利用時間を設定

夕方

混雑緩和のため時間制限を設ける

夜間

安全面から利用を制限


また、繁忙期と閑散期で利用時間を調整することも効果的です。繁忙期は混雑緩和のために時間制限を設け、閑散期は利用時間を延長するなどの対応が考えられます。

利用時間はホームページやパンフレットに明記し、チェックイン時に宿泊客へ周知しましょう。


付帯設備の充実(更衣室、シャワー等)

プールをグランピング施設に設置する際は、付帯設備の充実も欠かせません。

特に付帯設備については清潔感や快適性が重要です。


更衣室・シャワーなどが清潔で快適に使えなければ女性客からの評価は逆に悪化してしまうことも少なくありません。

快適・清潔に利用できる配慮が大切です。特に付帯設備については清潔感や快適性が重要です。


更衣室・シャワーなどが清潔で快適に使えなければ女性客からの評価は逆に悪化してしまうことも少なくありません。

快適・清潔に利用できる配慮が大切です。


イベントやアクティビティの企画

プールを活用した多彩なイベントやアクティビティを企画することで、宿泊客の満足度を高めることができます。

単にプールを設置するだけでなく、そこで楽しめるコンテンツを用意することが重要です。

例えば、以下のようなイベントが考えられます。


イベント名

概要

アクアビクス

水中エクササイズでリフレッシュ

プールサイドヨガ

開放的な空間でヨガを楽しむ

ナイトプールパーティー

ライトアップされたプールで夜のひとときを

親子水泳教室

専門インストラクターによる水泳レッスン


また、家族連れ向けには、スライダーやウォーターガンなどを用意したキッズプールを設置したり、カップル向けにはプールサイドでのディナーイベントを企画したりと、ターゲットに合わせたアクティビティを用意することが効果的です。


プールを活用することで、グランピング施設の魅力を高め、宿泊客に特別な時間を提供することができるでしょう。



プールを活用したサービス展開

グランピング施設にプールを設置した際は、以下のようなサービス展開が考えられます。


  • ・プール付きプラン

  • ・プールサイドでのフードサービス

  • ・プールを使ったアクティビティの提供

  • ・プールエリアの貸切オプション


施設の特色に合わせたサービス展開を行うことで、他施設との差別化を図り、集客力の向上につなげていきましょう。


プール付きプランの設定

プラン名

内容

デイユースプラン

日帰りでプールを利用できるお得なプラン

宿泊プラン

1泊2日でプールを存分に楽しめるプラン

プールサイドBBQプラン

プールサイドでBBQを楽しめる特別プラン


プール付きプランを設定することで、宿泊客にとって魅力的な選択肢を提供できます。

例えば、日帰りでプールを利用できるデイユースプランや、1泊2日でプールを存分に楽しめる宿泊プラン、プールサイドでBBQを楽しめる特別プランなどが考えられます。

プランの価格設定は、施設の特性や提供するサービス内容に応じて適切に行う必要があります。

また、プール利用に関する注意事項や利用ルールを明確にし、安全面にも配慮することが重要です。

魅力的なプール付きプランを設定することで、宿泊客の満足度向上と集客力アップが期待できるでしょう。


プールサイドでのフードサービス

プールサイドでのフードサービスは、宿泊客の満足度向上につながる重要な要素です。

以下のようなメニューを用意することで、リラックスした雰囲気の中で食事を楽しんでいただけます。


メニュー例

特徴

フルーツプレート

暑い日差しの中で食べるフルーツは格別の美味しさ

ホットドッグ

プールサイドの定番メニュー。ボリューム満点

アイスクリーム

暑さを吹き飛ばす冷たいスイーツ

トロピカルジュース

南国気分を盛り上げるカラフルなドリンク


また、プールサイドにはドリンクバーを設置し、宿泊客が自由に飲み物を楽しめる環境を整えるのもおすすめです。

食事の提供時間や場所にもこだわることで、より上質なサービスを提供できるでしょう。プールでのひとときが、より思い出に残る特別な時間となります。


プールを使ったアクティビティの提供

グランピングでのプール活用の幅を広げるには、単に水遊びを楽しむだけでなく、プールを使った魅力的なアクティビティを提供することが効果的です。


アクティビティ

概要

アクアビクス

水中で音楽に合わせて体を動かすエクササイズ

ウォーターヨガ

プールの中でヨガのポーズを行うリラックス効果の高いプログラム

プールサイドBBQ

プールサイドでバーベキューを楽しみながら、水遊びも満喫

ナイトプールパーティー

夜のプールを幻想的にライトアップし、特別感のあるひとときを演出


その他にも、子ども向けにプールで宝探しゲームを企画したり、カップルや家族でフローティングディナーを楽しんでもらうなど、プールを活用することで宿泊客に非日常のアクティビティを提供することができます。

プールを魅力的なコンテンツとして活用し、思い出に残る体験を提供することが、グランピング施設の集客力アップと満足度向上につながるでしょう。


プールエリアの貸切オプション

グランピング施設にプールを設置する際、プールエリアの貸切オプションを用意することをおすすめします。プールを含む一定のエリアを、特定の利用者だけが独占的に利用できるサービスです。

貸切オプションのメリットは以下の通りです。


メリット

内容

プライベート感の演出

他の利用者を気にせずにプールを楽しめる

特別感の創出

通常とは異なる体験価値を提供できる

利用者の満足度向上

専用スペースによるVIP感が満足度に繋がる


貸切オプションの設定例としては、以下のようなものが考えられます。


  • 時間貸切:特定の時間帯のみプールエリアを貸切に

  • エリア貸切:プールに加え、プールサイドのスペースも含めて貸切に

  • 宿泊プランとのセット:宿泊プランにプールエリアの貸切オプションを組み込む


貸切オプションの提供により、特別な体験を求める利用者のニーズに応えることができるでしょう。

プールという施設の特性を活かしたサービス展開の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか。



プールの維持管理

グランピング施設にプールを設置する際は、適切な維持管理が欠かせません。

具体的な内容は下記の通りです。


  • ・定期的な清掃

  • ・設備のメンテナンス

  • ・水質検査の実施

  • ・オフシーズンの管理方法


定期的な清掃を行い、水質を保つことが重要です。

また、設備のメンテナンスも計画的に実施しましょう。



定期的な清掃

グランピング施設のプールを清潔に保つには、定期的な清掃が欠かせません。清掃の頻度は、利用状況や季節によって異なりますが、一般的には以下のような清掃サイクルが推奨されます。

清掃には、専用の掃除道具を使用し、隅々まで丁寧に汚れを取り除くことが大切です。

また、清掃の際は、プールの利用を制限する必要があるため、利用者への事前告知と理解を求めることが重要です。

定期的な清掃を怠ると、水質の悪化や設備の劣化を招くため、計画的に実施していきましょう。清潔で快適なプール環境は、利用者の満足度向上につながります。



設備のメンテナンス

プール設備を長く安全にお使いいただくためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に注意すべき点は以下の通りです。


点検項目

頻度

内容

ろ過装置

1ヶ月に1回

フィルター洗浄、部品交換

塩素注入器

3ヶ月に1回

薬液補充、ノズル清掃

水質センサー

6ヶ月に1回

校正、バッテリー交換

ポンプ

1年に1回

オイル交換、部品交換

タイル

1年に1回

ひび割れ・欠損チェック


また、開業前には必ず専門業者による総合点検を実施し、安全性を確認します。 

シーズン中は毎日の巡回点検に加え、月に1度は設備の稼働状況を細かくチェックすることをおすすめします。 

こうした地道なメンテナンスの積み重ねが、お客様に安心・快適にプールをお楽しみいただける秘訣です。


水質検査の実施

グランピング施設のプールにおいて、水質検査の実施は衛生管理上非常に重要です。プールの水質が悪化すると、利用客の健康被害につながる可能性があるためです。

検査結果を記録し、基準値を逸脱した場合は速やかに対処することが求められます。また、検査体制を整え、従業員への教育を行うことも大切です。

定期的な水質検査の実施と適切な管理により、利用客に安全で快適なプール環境を提供しましょう。


オフシーズンの管理方法

グランピングのプールは、オフシーズンの適切な管理が重要です。

以下の表は、オフシーズンにおけるプールの管理方法をまとめたものです。


管理項目

内容

水抜き

凍結防止のため、配管やろ過装置の水を完全に抜きます

清掃

プールの床や壁、設備をしっかりと清掃し、汚れを落とします

設備点検

ポンプや配管、ろ過装置などの設備を点検し、不具合を修理します

薬品管理

pH調整剤などの薬品を適切に保管し、劣化を防ぎます

安全対策

プールカバーを設置し、子供やペットの転落事故を防止します


これらの管理を徹底することで、オフシーズン中のプールの劣化を最小限に抑え、次シーズンに備えることができます。

また、定期的な点検により、設備の不具合を早期に発見・修理できるため、安全性の高いプールを維持することが可能です。



まとめ

今回の記事の要点をまとめると以下の通りです。

  • ・プールの設置は夏場の集客力を高める効果がある

  • ・SNS映えしやすいので口コミ効果が期待できる

  • ・設営する場合は保健所に届出や相談が必要な場合が多い

  • ・サービス展開で売上アップを狙うことも可能

今回はグランピング施設とプールの組み合わせについてまとめました。

「設営についての対応が自社だけだと不安」

という方は、ぜひ弊社へのご相談をお待ちしております。

納得がいくまでコミュニケーションさせて頂きます。


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