グランピング オープン(開業)準備
2024.07.03
■グランピング開発は建築工事だけじゃない!!
岐阜県のグランピング施設の開発工事は建築検査や消防検査も合格を貰い、一部の外構工事や照明設置を残し
既に山場は越えているんですが・・・開発現場は別の部隊が最大の山場を迎えています。
そうです!!施設オープンが目の前に迫ってきている「開業準備チーム」の面々です。
これまでも本ブログで何度かお伝えしていることなんですが、グランピング事業は建築工事だけを開発とは呼びません。
当然ながら開業後が事業のスタートとなる訳なので、オープン(開業)させるためのリアルな準備作業も負荷大きく存在します。
言葉では理解できるけど、じゃあそのリアルなオープン(開業)までの準備作業ってなんなんだ?ってご質問にお答えしますと、
大きくは下記カテゴリーが存在します。
①集客作業(施設認知促進から宿泊者集客まで)
施設の公式サイト企画作成、公式SNS設置から予約サイト作成。そして開業数か月前から開始する宿泊予約スタートまでの各種作業。
(当然ながら予約スタートさせるためには年間の営業カレンダーやシーズナル料金設定の確定作業も必要です)
上記と並行して各種OTAへの申請や掲載作業(OTA予約開始は旅館業の申請許可が下りてからとなりますが)
PRTIMESでの数回にわたるリリース発信やSNSプロモーション、Google対策などの各種作業
②保健所、消防署対策
建築チームと連携しながらの開発初期の段階から始まる定期的な保健所(及び消防署)とのコミュニケーション
(設計・設備とも連携する内容でもありますし、監視カメラシステムなどは細かく指示が飛んできます)
大切な大切な旅館業の申請や許可も保健所がお相手となります。
建築工事が終了して「建築検査」「消防検査」の合格証を提示しないと最終の保健所検査は実現しませんし、
保健所検査から旅館業の許可までは1週間~2週間かかりますので開業までのタイムマネジメントも重要となります。
③運営備品・機器関係
お客様が宿泊する宿泊棟からレセプションなどの管理棟、そして施設内各所に配置すべきであろう膨大な
備品・機器のリストアップから購入作業、納品受けから備品の配置までなかなかに体力勝負な作業が待っています。
また建築検査時点では宿泊棟への家具備品搬入は基本NGとなりますので、ここでも発注~納品のタイミングを
コントロールすることが求められます。
④人材確保と教育
開業後の施設運営にかかわる人材確保(募集~面接~採用)作業も大きな負荷を必要とする作業です。
施設自体の運営設計(どんなシフトで1年間運営するかの設計)を決め、必要な人材を確保していく。
常勤は何名必要?アルバイトは何名で補充していく?夏の繁忙期はさらに短期バイト確保?閑散期はどーする?などなど。
そして集まってくれた人材に対する研修も必要です。
ホテルとは異なる、キャンプとも異なるアウトドアリゾート・グランピングでのお仕事とはどんなものなのか?
そんな研修を実施した後は実際に関係者などに宿泊していただく「試泊研修」も。
⑤各種契約作業
電気、ガス、水道、電話、Wi-Fiなどのインフラ関係の契約は当然ながら、様々な契約が発生してきます。
例えばですが・・・
リネン会社との契約、酒屋さんや食材仕入れに関する契約、OTA各社やサイトコントローラー会社との契約、
施設車のリース契約や常勤スタッフのマンション契約などなど・・・書いてるだけで疲れてきました(笑)
主な「オープン(開業)までの主な作業項目」を明記しましたが・・・おそらくまだあります(笑)
■カプセル社では必要に応じたグランピングの開業・運営準備のサポートをしています
今月開業するグランピング施設の開発案件でもカプセル社からは事業主様のリクエストに応じたサポートをしております。
→開業準備チーム(2名)・・・そのうち1名は開業後の施設マネージャーとしてもサポートします
→デジタルチーム(2名)・・・公式サイト・SNS製作事前運用から予約サイト、OTA申請サポート、デジタルプロモーション計画実施まで
そして開業後も施設の運営受託と共に、弊社独自のサービス「オンリーワン施設サポート」で運営経営数字の分析戦略サポートをいたします。
(「オンリーワン施設サポート」については是非カプセル公式サイトでご確認くださいませ)
事業主様ご自身で可能な作業はコスト削減の意味合いからも巻き取ることをお勧めしていますが、
事業主様の本業との兼ね合いからグランピング準備に負荷をかけられない場合、または知識不足から不可能な部分に関しては
遠慮なくご相談いただければと思います。
ドームテントやグランピングキャビンの販売メーカー様には提供可能なノウハウやソリューションをカプセル社ではサポートが可能です。
それでは・・・また開発現場へ戻りますね。