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益々重要になるグランピング/アウトドアリゾートのトライ&エラーと検証作業

2024.07.20
■梅雨があけて夏本番

長い長い雨続きの日々もようやく終わりそうですね。
学校も終業式となり夏休み。観光業界も夏本番も迎えることになります。

昔から個人的にはずっと思っていることなんですが、アウトドアライフは春と秋がベストシーズンかなぁと。
気候も過ごしやすいし、春は新緑に包まれ、秋は紅葉に包まれ・・・アウトドアサウナだって春秋が心地よい。
そして・・・夜になると肌寒くなり、ファイヤーピットで焚火をしながらお酒を飲んで語り合う。

でも、グランピング/アウトドアリゾートの稼ぎ時は「夏」と言う微妙なギャップがあったりします。
もちろん夏の水遊び(アクティビティ)、避暑地アウトドアは魅力的ですが。

ただ年々温暖化の影響で夏の気温が尋常なく上がっていく日本では、今後年間のライフスタイルも変化していく可能性がありますよね。
実際に「キャンプ」に関しては流石にこの猛暑の中で冷房機器も完備されていないテントの中で過ごすことが厳しくなって
利用者が減少傾向にあると聞いています。逆に春秋はもちろん真冬キャンパーも増加していたりと。

■様々な外的要因とリンクしている宿泊者予約動向

先日スーパーでオリーブオイルを購入しようとして、その価格アップにビビッてしまった訳ですが、
ここ数年の物価上昇は明らかに家計のレジャー費用圧縮とリンクし始めています。
宿泊旅行が日帰りレジャーに変更されたり、より宿泊施設に対してコストパフォーマンスを求める傾向が強くなったりと。
これはグランピング/アウトドアリゾートに限ったことではなく「観光業界全体」での傾向です。

私がヒアリングしているグランピング施設ではキャンペーン価格を設定した途端に予約が増加したり、
通常予約激戦区のお盆から埋まっていたのが、今年に関しては「お盆前後(お盆より料金が安い)」から予約が埋まったみたいです。
また近年は一般の方でも精度の高い気象予測を入手できることから、7月の宿泊予約が慎重になっているデータも出ています。
宿泊者は当然ながら「雨のアウトドアライフ」を避けたいと考えるので、晴れを確信してから予約する動きが顕著になっています。

また学生向けにリーズナブルな料金設定+最寄駅からの送迎プランを提供した施設がありましたが、こちらも一気に学生シェアがアップ
するほど好評だったとのこと。

もちろん全ての企画が成功する訳でもありませんので、
ご自身の施設の特徴や通常料金設定、既存宿泊者データ、立地、過去の年間宿泊実績データなどを分析把握したうえで
様々な企画のトライ&エラーを繰り返していくことが大事なんだと痛感しています。
そしてトライ&エラーの結果分析が次なる成功率を高める企画を生んでいくのだろうと確信しています。

トライ&エラーと検証、そしてそのベースはデジタルマーケティング。

ご関心がある事業者様は是非お問合せください。