ペット グランピング(ペット同伴可)事業の判断について
2024.09.18
■ペット市場(犬と猫)の数字を見てみる
日本国内でのペット(犬・猫)の飼育頭数を数字で拾ってみると・・・
2023年発表データでは「犬 約684万頭」「猫 約907万頭」となってます。
同様の2016年発表データでは「犬 約800万頭」「猫 約833万頭」なので、
単純にはペットとして犬を飼われる方が年々減少しており、猫を飼われる方が微増していることになりますね。
ただ、直近の1年間で新たに飼われた数字を見てみると・・・
「犬 39,7万頭」「猫 36,9万頭」とわずかながらワンちゃん飼育数の復活か?と思わせる結果になってますね。
ここまでの数字だけだとちまたの「ペットブーム」がイマイチ実感としてわかない訳なのですが、
ペットに費やされるコストが年々増加している事実があります。
ワンちゃんだけを見ると飼育頭数が減少しているのに金額市場規模が継続して増加しているのは何故か?
データ分析を拝見していると「なるほど!」という文言が並んでました。
⇒愛犬への医療費&ケア費(トリミングなども含まれるのかな)
⇒愛犬への食費
⇒愛犬への趣味趣向品&レジャー費(正確には飼い主の趣味趣向&レジャー費と言うべきか)
そうなんです・・・棟数は減れども飼い主が愛犬にかける金額が年々増加している事実があるんですね。
■ペット グランピング(ペット同伴可)事業
今やグランピングに限らず、ホテルや旅館も「ペット同伴可」を前面にアピールする施設が増加しています。
じゃらんや楽天トラベルと言ったOTAサイトもペット宿泊特集は当たり前になってますし、人気検索メニューであります。
はたまたペット宿泊専門のOTAサイトもここ数年でかなりの数の宿泊施設が登録されるようにもなっています。
今後グランピング/アウトドアリゾートを考えておられる事業主様も必ず悩まれるかと思います。
「ペット(犬)同伴可とすべきかどうか」
悩みますよね・・・確かに。
愛犬とのレジャーに財布のひもが緩くなっている事実がある以上、その市場に対して無視する訳にはいかないわけで。
ただ、一方では犬を飼われている世帯数比率が10%程度であることを考えると、
「残り90%のターゲットを捨ててしまって良いのか?」と急激な不安にかられたりするわけです。
確実(だと思われる)10%ターゲットで勝負するのか?
90%のターゲットを捨てれずに(でも90%を獲得している訳でもない)ペット同伴は断念するのか?
ある意味大きな事業判断とも言えます。正解がないだけに。
悩まれた事業主様は是非お声がけください。
判断していく上での様々なポイントはお伝え出来るかと思います。
その判断軸となる幾つかの検証ポイントと事業主様のどんなグランピング/アウトドアリゾート施設を目指されているのかを
クロス検証すればおのずと回答は出てくるものです。
私たちも引き続きペット同伴宿泊に関する知見を積み重ねていこうと考えています。