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グランピング施設の集客(初級編)①

2024.10.10
■グランピング施設の集客方法は何が一般的か?

グランピング/アウトドアリゾート事業をスタートさせると決定し、企画から事業計画を作成、その後の
設計施工開発を経て・・・施設完成だぁ~!!となると、ホッとする間もなく開業。

そこから本格的に宿泊事業であるグランピング事業の運営・経営がスタートとなります。

グランピング/アウトドア事業の大きな関心事と言えば「集客」「施設運営」「施設経営」となる訳ですが
今回はまず「集客」から独り言をお話ししてみたいと思います。

「集客」と言うと宣伝・広報、いわゆるプロモーションだぁってことになる訳ですが、

宣伝に関して言うと、グランピング/アウトドアリゾートの事業規模では「テレビ・新聞・雑誌広告」は投下金額的に重いなぁとなりますし、
「ラジオ広告」では当然ながら大切な視覚的要素が訴求出来ないのでダメだろうと。
要するに昔ながらの「マスメディア」と呼ばれる広告手法は親和性が低いとなります。

もちろん広報の観点からはテレビ番組に取材していただく、雑誌の特集記事に載せていただくことは非常に大切な作業とはなりますが。

アナログな宿泊事業であるグランピング/アウトドアリゾート事業ではありますが、集客に関してはデジタルが主流です。
自社予約サイト、OTA各社予約サイトとお客様との最終的な握り(予約)がデジタルである以上、スムーズな顧客誘引導線もデジタル
が一番親和性もコストパフォーマンスが良いからです。

①認知&興味持っていただく⇒②理解していただく⇒③予約していただくがシンプルフローとはなりますが、

①「認知&興味を持っていただく」
この段階では極端に言うと全ての露出方法が該当しちゃう訳なんですが、コスパや効率と言ったフィルターをかけると
・SNS広告
・SNS発信
・Googleビジネスプロフィール
が、初期の段階では必須となります。

もちろんPRタイムスでの数回にわたるリリースやテレビ番組への取材依頼、ともすれば施設パンフレットを有効な場所に
配布したり置かせてもらったりということもあればあるだけ有効ですが。

②「理解していただく」
上記①で認知関心を持ってくださった方に対し施設の理解を深めていただくステップですが、
・施設の公式サイト(約90%近くの方はスマホで閲覧)
・施設の公式SNS(最重要はInstagramかな)

補足すると次の③で登場する公式予約サイトも実は「理解していただく」項目の重要な役割を持っていたりします。
「理解していただく」中で公式サイトと公式予約サイトは別々のミッションを保有していますので。

中には最短ルートである「SNS広告⇒公式SNS⇒公式予約サイト」への遷移がベストじゃない?と
公式サイトを軽視する方もおられますが、様々なキャンペーンの遷移を見ていると公式サイトでの理解促進は
公式SNSではカバー仕切れない重要な役割を背負っていることもわかります。

③「予約していただく」
・公式予約サイト
・「じゃらん」「楽天トラベル」「Yahoo!トラベル」「リゾグラ」などOTA各社予約サイト

ほぼ上記に尽きるかと思いますが、ここはまた「グランピングの経営」ブログを書くときにご説明しようと思いますが
各施設の事情による戦略が必要となります。

公式とOTAの予約バランスをどうとっていくか?(OTAはご承知の通り売上に対する手数料が馬鹿になりませんので)
どこまでどんな宿泊プランを設定すべきか?(施設の特徴が出てきます)
年間通じてどのタイミングでどんな宿泊戦略プランを想定しておくか?(当然開業後に様々な要因で修正が入りますが)

次回「グランピング施設の集客方法②」ではやるべきことの大原則について少し触れてみようかと思います。