グランピングと土地
2024.12.13
■2024年も最後までバタバタしそうです
今年も振り返れば様々な喜怒哀楽があった訳ですが・・・あっという間に12月!って感じもする不思議な一年でした。
元旦早々の能登半島大地震では石川県の事業主様が被災され、夏開業予定で開発計画を進めていた案件も当然ながらストップ。
復興モードに切り替わったら再開しようね!と仰っていただいていたのですが今度は大雨による被災。
もちろん能登の方々の復興をお祈りする気持ちが最優先ではあるのですが、能登エリアでのアウトドアリゾートに関する
土地への不安は残ったりと・・・。
アウトドアとは言えお客様をお泊めする以上は土地そのものへの最低限の安心は担保せねばならなかったりするわけで。
夏に岐阜県で開業させていただいた施設は、開発用地が県の自然公園指定エリアとなっていたために
通常の開発作業にプラスした岐阜県さんとの様々な作業が発生しました。
また事業主様の土地自体は広大なスペースであったのですが、土砂危険規制や土地自体の傾斜問題などで
開発コストに大きなインパクトを与えないとの視点で精査すると2,000㎡未満の土地が対象となったりしました。
来年開発開始でご一緒させていただく四国の事業主様も購入された土地がやはり規制があることが発覚し、
現在規制クリアするための作業を弊社チームでもお手伝いさせていただいております。
そしてそして・・・関東圏の某行政様の公園再開発案件は県と市の保有地が混在しており現在調整していただいている状態。
全体の展開案は一旦着地しているものの、土地調整次第では大幅に企画の変更は発生するのかなぁと考えています。
新規事業主様のご相談では「グランピングは手軽に開発が可能」との認識されておられる方が多数なのですが、
それ自体を否定するつもりは全くないのですが・・・あくまでも「土地問題がクリア」してからと言うことになりますね。
■新規のご相談が増えました。ありがとうございます。
ここ数か月、新規のお問合せが非常に多くなり少し驚いています。
コロナ禍での事業再構築補助金時とまではいきませんが明らかに増えております。
関西圏で事業展開予定されている事業主様は年内で土地の購入もほぼ完了する見通しで、市街化調整区域ではあるけれど
幾つかの条件をクリアさせれば事業化は出来そうです。ただ対行政様とのやりとりは担当者が変わればフツーに前言撤回
されたりするケースもあるので、そこは設計チームが事業者様と二人三脚で丁寧な進め方をしてくれてます。
あとは既に土地確保は完了されている方、これからお探しになられ方など様々ですが
弊社では土地探しのお手伝いも申し出たりしています。開発できない、又は非常に困難な土地を買わされてしまう
トラブルを避けるお手伝いって感じでしょうか。
またアウトドアリゾートにとって100点満点の土地って言うのもなかなか無い訳で、実際に私たちの仕事は
100点に満たない部分をどうカバーするかって部分もあります。
ただ、はなから100点に近い土地であれば、リカバーする必要が少なくなるので間違いなく開発コスト低減にも繋がります。
やはりグランピング/アウトドアリゾート開発の第1ハードルは「土地」そして「開発資金」なんでしょうね。
開発資金においては「銀行融資」「補助金助成金」利用される方も多いですし、全額自己投資される企業様も
「社内稟議」は当然必要となります。
そして「対金融機関」「対補助金助成金申請」「対社内稟議」においては、当然ながら
・企画展開案
・事業計画
が必要となります。
弊社では開発プロデュースに関する「本契約」前に、申請や稟議用の資料作成までのお仕事も別途作業いたしますので
お気軽にご相談いただければとも思います。
年内のブログは恐らくこれが最後になるかと思いますが、お仕事はいつまででもやってます(笑)
皆様にとって残り僅かな2024年も素敵なお時間となりますように。