スタッフブログ

グランピング企画開発 建築資材高騰やグランピング家具在庫不足など

2022.12.23
■社会情勢に大きく影響を受け始めたグランピングの企画開発

ここ1年・・・グランピングの企画開発が様々な社会情勢の影響を受け始めました。
長引くコロナ禍での世界的なコンテナ不足による開発資材や備品のコンテナ輸送の遅延や停滞。
同様に木材など建築資材やグランピングに必須の家具・調度品の価格高騰、調達確保も徐々に困難となってきたり・・・。
事業主様は勿論、企画開発を担当する私たちも知恵を絞らなければならない局面が増加しています。

例えばですが、今春に開業させた某グランピング場に関して言うと、
海外物の家具調度品がコンテナ不足による輸送トラブルからシンガポールで止まったままなったり、
ヨーロッパ商品を急遽船便から航空便に変更して対処しようとしたところ、皆さんご存知のウクライナ戦争が勃発し
ロシア上空を貨物航空便が飛べなくなったり・・・。

また来年2月開業予定で開発作業を進めている案件では、同じくコンテナ輸送トラブルにより重要な設備備品が届かず
来年の開業日を遅らせる対応となってしまいました。

社会情勢が開発コスト、開発スケジュール、企画内容などの変更を強いる時代へと突入してきました。

■トラブル経験がチームを強くする?

ここ1年の様々な社会情勢からくるトラブルは僕たちをかなり強くしてくれてます。
ある意味トラブルに対処するノウハウを蓄積している状態です(良いのか悪いのか?)。

・初期の企画案の時点で建築資材高騰を視野に入れて動く。
・開発スケジュールを余裕をもって組み立てる。
・建築施工会社、家具メーカーなどトラブル発生時に臨機応変な対応が得意なパートナーを選ぶ。
と言ったベーシックなことから

・グランピング宿泊棟の「基礎工事」など特殊な工法を保有する会社と組んで開発コストを削減する
・グランピング宿泊棟の「設計の工夫」により開発コストを削減する
・各資材&家具メーカーと早期に在庫豊富なアイテムを確認調整し企画に反映させる
・開発コストが増加する分、売上/利益で回収しやすいグランピング企画を提案していく
などなど細かな努力も重ねています。

まだまだ100点満点の対応対策ではないかも知れませんが、二人三脚で企画開発する事業主様が納得する作業を心掛けています。

社会情勢の影響に対して無策な場合、結果「安かろう悪かろう」なグランピング場となってしまう可能性があります。
事業として「完成させること」がゴールではなく、利用者の評価を得て「継続可能な宿泊施設」とすることがゴールです。
事業主の皆さんにはそこだけは間違えないでいただきたいと思いますし、そんな事業主様の期待に応えられる企画開発チームとなれるように
日々努力を続けていきたいと考えています。