スタッフブログ

グランピング 土地探し(続編)

2023.01.07
■金沢~能登半島は4WAY

以前ブログでもご紹介した金沢~能登半島の開発用地候補の視察(ロケハン)にて、能登半島のロケーションの素晴らしさについて
お伝えしましたが、金沢~能登半島の素晴らしさは観光客の集客能力にもあるかと思います。
元々金沢を中心とした観光資源の魅力から、観光客の集客能力が高かった背景はありますが、「東京⇔金沢」間の新幹線開通により
更に集客能力が高まっています。金沢駅周辺のホテル建設ラッシュが物語ってますよね。
東京を中心とした「関東圏」はこれまでの空便以外の新幹線が開通したことで一気に石川県への流入が拡大。
「関西圏」は昔から変わらずのサンダーバードを中心に石川県へ流入。
そしてコロナが回復すれば「インバウンド観光客」も大量に石川県へ流入。
ここまで言うと3WAYと言うことになりますが・・・
「金沢~能登半島」と言う視点で言うと「金沢市民」自体がマイクロツーリズムとして能登半島に対する観光客となっているんですね。
これでめでたく4WAY。
皆さんもご承知の事実ばかりではあるかと思いますが、改めて整理すると「金沢~能登半島」はアウトドア/グランピングにとっても
非常に魅力的な場所であると思います。

来週からはまた金沢~能登半島へ現地入りしますが、今からワクワクしています。

■新しい観光客の流れを読んだ事業主様・・・沖縄県 宮古島/伊良部島

現在3月オープンに向けて開発&開業準備のラストスパートに入ったのが伊良部島のグランピング施設です。
隣接(道路で繋がってます)の宮古島の方が皆さんの認知は高いかと思いますが・・・実は伊良部島は期待の離島リゾート地なんです。
宮古島と道路で繋がったことも大きなことではありますが、自衛隊の訓練用飛行場であった下地島空港が民営化され、
現在はLCC専用空港として稼働しています。
この下地島空港はスカイマークやジェットスターなどが東京、大阪、神戸など主要都市から直行便で観光客を運べるようになりました。

そうなんです・・・新たなターゲットの観光客が宮古島/伊良部島を訪れるようになる訳なんですね。
これまではANAのみが宮古島へ入る手段でしたが、前述のLCCが開通したことで気軽に(飛行機代が安い)若年層が利用可能となりました。
以前奄美大島が同様にバニラエアー開通で幅広い観光客が急激に増加した様に、伊良部島も観光客増加が期待されています。

そんな伊良部島にいち早く国内最大級のグランピングリゾートを開業させる事業主様は実際に先見の明があると思いました。
しかも伊良部島LCC空港をメインターゲットに「手が届くラグジュアリー」をコンセプトに、本土よりも安くラグジュアリーを提供・・・と。
併設事業として「レンタカー」「アウトドアレストラン」も展開となりますが、シンプルに的を得た展開となられています。
「金沢~能登半島」とは異なりますが、新しく生まれる&拡大する市場を狙ってのグランピング事業ですね。
グランピング開発・開業のコンサルティングとしてお仕事を頂戴している立場ではありますが、逆に大きな教えも頂戴している今日この頃です。

■沖縄本島でも生まれる「新たな観光客の流れ」

以前、USJが沖縄にもテーマパークを!って話題があったことは皆さんの記憶に残っておられかと思いますが、
事業主体を変え、2025年予定で沖縄北部にテーマパークが誕生します(個人的にはネイチャーパークと予想してますが)。
古宇利島、ちゅらうみ水族館などで既に観光客の流れは出来始めているエリアですが、このテーマパーク開業後は「観光滞在(宿泊)」が
大きく拡大し、沖縄本島の観光の流れも変化すると考えられます。
ターゲットは日本全国となりますし、近隣のアジアインバウンドも押し寄せるであろうと容易に想像できます。
昨年末に沖縄の不動産会社様の訪問を受け、上記流れを背景にアウトドア/グランピング施設の新しい戦略を作れないかとのご相談を受けました。
詳しい内容は割愛しますが、当然ながら弊社でもご一緒にこのエリアでのグランピングリゾートの具現化を遂行していきたいと考えています。
ご関心がある事業主様は是非お声がけください。
既に数件具体的な開発用地も確保しておりますので・・・。