スタッフブログ

【グランピング企画】第3話:例えば・・・グランピングテント

2019.06.10




■グランピングテント選びでも必要となる「選択基準」

「どの様なアウトドアやグランピング施設を作るべきか?」
その大切な選択基準については初回のブログでご説明しましたが、ここでは更に実践ベースでの事例をご紹介します。

例えば宿泊設備となる「グランピングテント」。
様々な形、様々な材質のグランピングテントが様々なメーカー様から販売されています。

さぁ、何を基準に選択されますか?

「そりゃ、ラグジュアリーなグランピング施設なんだから、自分が【カッコいい】と考えた商品を選べばいいじゃないですか!」

正しいです!間違っていません!その通りです!

だけど・・・本当にその基準だけで決定してしまっていいのでしょうか?
残念ながら100点満点とは言えません。いや・・・下手するとアウトドア・グランピング施設を開業してから不合格だったと
後悔するかも知れません。

■施設の環境や事業計画を再度確認してみる

先ずは事業主様の施設の環境や事業計画を再度確認してみましょう!
・開発予定地のロケーションと合うのか?
・開発予定地の四季の気候変化は?
・毎年の台風がやってくる頻度は?
・グランピングテントでの宿泊営業は通年?それともレギュラーシーズンだけ?
などなど

事業主様が「気に入った商品」を選ぶことを大前提としながらも、次には上記各要件を整理した上で、
最終的な判断が必要となります。

キャンバス生地の素材を選ぶと日本特有の気候の影響から必ず短期間でカビが発生します。
「ラグジュアリー」なグランピングでお客様にカビが発生している宿泊設備を提供し続けて大丈夫でしょうか?
とするとキャンバス生地を選択した場合、「消耗品だ!」を前提とした事業計画が必要となります。

台風が来た場合、台風直撃以前にアルバイトを動員してのグランピングテント&家具一式の撤去保管作業が発生します。
勿論台風通過後には、またアルバイトを動員しての原状復帰と言う設置作業が待っている事も事実です。
開業前にはなかなか想定しにくい事ですが、この作業を繰り返すと人件費と言う運営コストが大きく増加します。

そしてグランピングテントで通年営業を目指すのであれば、冬場でも宿泊者がストレスとならない保温性に優れた
商品を選択することが絶対条件ともなりますよね。

私たちアウトドア・グランピングの開発プロデューサーは、上記様々な要件を整理しながら、
事業主様、そして施設、最終的には利用者の方々が満足する「グランピングツールの選択」も大きな仕事の一つなんです。

■「商品」だけではなく「メーカー様」の選択も重要な仕事なんです

例えばグランピングツールとして人気上昇中の「ドームテント」。
私も宿泊した経験がありますが、利用者としても非常に快適に過ごせる、大好きなグランピングテントの一つです。

ただ・・・この「ドームテント」。
国内で取り扱っているメーカー様(またはメーカー様っぽい会社)が多数あります。

せっかく「ドームテント」って商品選択まで進んだのに・・・今度はどのメーカー様の「ドームテント」にすべきか?って
新しい選択が発生します。

同じ「ドームテント」を取り扱うメーカー様ですが、内情は大きく異なっていました。
ほぼ「輸入代行だけ」って会社様から、改良に改良を重ねて自社管理工場でバージョンアップされている会社まで。
これは事業主様が各社のホームページで比較してもなかなかわかるものではありません。

「ドームテント」に関しては、弊社はとある優秀なメーカー様と業務提携結ばせていただいてますが、
同じドームテントでも以下の様に大きなメリットがあります。

・最大瞬間風速の耐久数値が2倍
・台風時でも撤去する必要が無い設置方法やオプションパーツ
・自社管理工場の保有
などなど

上記だけで台風が多い地域でも、海岸沿いの地域でも無駄なコスト増加を抑えた運営が可能となりました。

事業主様がベストな施設を開発、そして開業後のより良き運営を手に入れるためのアウトドア・グランピングプロデュース。
それが私たちのメーカー様とは異なる存在価値となります。