グランピング市場規模
2022.12.02
■ブログ更新をサボっておりました
日々のバタバタを言い訳にブログ更新をサボっておりました。
2022年も12月に入り、有難いことに大変充実した一年だったのですが、一年を振り返った時に
ブログを全く更新していないことに気づきました。
日常接点のある事業主様とは様々な議論と共にグランピング市場の新しい情報なども共有できるのですが、カプセルのホームページに初めてお越しいただいた皆様には、ホームページと共に先ずはこのブログ
にてグランピング/アウトドア事業のことを少しでもお伝え出来たらと考えております。
今日から心を入れ替えて定期的に日々の気づきや新しい情報、そして私の個人の考えなどを共有させていただきます。
■現在のグランピング市場規模(グランピング場の数)
グランピングの市場規模・・・ことあるごとに様々な事業主様から聞かれます。
ただ、日本国内の正確な市場規模数字を正確に把握されている方は存在しないと思います。
個人的には現在のグランピング場の数は300~400施設だろうと理解しているのですが、
そこにはキャンプ場の敷地内に数基のテントを設置してグランピングと名乗っておられる施設から、
ホテル・旅館業の遊休地にグランピングエリアを増設されておられる施設、はたまたグランピングなのか
リゾートヴィラなのか判断がつかないものまで存在します。
それは「グランピングの定義」が定まっていないこともありますし、今後もグランピングと言う言葉が
消えても「最も自然に近い環境を快適に滞在して過ごす」グランピングスタイルは形を変えながら市場を
拡大していくと判断しています。
またここ数年の事業再構築補助金の採択内容がグランピングだけで100件以上あることから、恐らく
500施設規模までは簡単に増加すると考えています。
■現在のグランピング市場規模(グランピング場の売上)
こちらはグランピング場の数以上に把握が困難です。
グランピング市場が世間的に認知されてからの歴史が浅いために公開されているデータがないことと、
例えば前述の旅館・ホテル業の方々が増設したグランピングエリアの売上を旅館ホテルのくくりで計上
されていたら・・・なんてこともあるかと思います。
ただ各施設の売上が施設規模の大小によってことなるけれど、年間売上5,000万円~2億円のゾーンだと
すると、やはり300~400億円規模の市場と言うことになるんでしょうね。
これに宿泊を伴わないけれどグランピングスタイルのレストランやカフェ、BBQなどを加えると
600~800億円規模、近未来には1,000億円を越えるイメージかも知れません。
■今後はどうなる?グランピング市場
事業主様でもグランピングを体験されていないご年配の役員様などは簡単におっしゃいます。
「グランピングなんて単なるブームでしょ?」
ブームになってしまったことについては反論しません!
ただ、これまでアウトドアへの接点の入口がキャンプだけだった時代と異なり、グランピングは
アウトドアは好きだけど体験のきっかけがなかった多くの「ライトユーザー」をアウトドアへと
誘引することに成功しました。ここがグランピングの最大の功労部分です。
そして一度アウトドアの楽しさや癒しを経験された方の多くはライフスタイルに取り込み始めています。
個々人によって「海・山・川」「カジュアル・ラグジュアリー」など好みは分かれますが、
ライフスタイルの中にアウトドアを取り込む習慣は定着しだしたと実感しています。
恐らく今後は
・先行するアジアンリゾートの様に富裕層に特化したグランピング場
・ウイズコロナ時代で意識が変わったインバウンド層を取り込むグランピング場
・ライフスタイルにペットツーリズムが連携したドッググランピング場(ペット同伴グランピング)
・健康美容と連携したグランピング場
など特徴がはっきりとしたグランピング場が増加すると睨んでいます。
お話をしだすとキリがありませんが、是非皆さんとも色んな議論が出来ましたら幸いです。