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ペットツーリズム時代のペット同伴グランピング(ドッググランピング)

2022.12.02
■ペットツーリズムの時代(ペット市場の現状)

ペット市場が拡大し、大きな市場を形成していることは皆さんも感覚値で把握されていることだとは思います。
2022年度ペット市場の市場規模(犬猫)予測は1兆6,873億円と言われており、コロナ禍を含むここ5年間でも約1,500億円規模の拡大をしています。

ただ面白いことにこの5年間(2015年⇒2019年)で猫の飼育頭数は928万頭⇒978万頭と伸びていることに対し、犬の飼育頭数は944万頭⇒880万頭と
減少傾向にあるんです。
犬のここ数年の新規飼育世帯数は着実に毎年30万世帯以上伸びているので、恐らく100万頭近くいた2005~2007年生まれの犬の寿命ともリンクしているか、
日本ならではの都市型集中生活の影響で飼育環境が変化している影響かも知れませんね。

単純に言えることは頭数減少にも関わらず市場が拡大していることからも、飼育世帯が1頭に投下する費用自体が拡大していることがわかります。

またペット市場の中でもペットフードなど旧来の市場が平行線から減少傾向なのに対し、新興市場と言われる嗜好品(写真、ドッグラン、トリミング、葬儀、
ペットシッター・・・そして同伴旅行)などが大きくシェアを占め始めている事実があります。

■ペットツーリズム(ペット同伴旅行)

愛犬家を対象としたペットツーリズム調査2021年では、
・愛犬と必ず同伴旅行する 70%
・年に2回以上同伴旅行する 67%
というデータが出ており、2017年調査の「愛犬と旅行したことがある 40%」時代からたった4年で大きな変化を見せています。

高速道路を走るとPAにドッグランが併設された姿を数多く目にするようになりましたし、
TOYOTAもDOGサークルと言う愛犬コミュニティを開設し、ドライブを中心とした生活支援サークルWEBをスタート、
2022年からは飛行機もSTARFLYERグループが愛犬同乗便をスタート、
ペット宿泊予約サイトも1999年開設時170軒しか登録がなかった宿泊施設が現在では軽く1,000軒を越える盛況ぶりです。

そうです!まさに世の中はペットツーリズム時代に突入しているんですね。

■ペットツーリズム時代はアウトドア、グランピング場へも波及

当然ながらグランピング場の市場へもペットツーリズム、ドッグ同伴宿泊の波は押し寄せ、日本国内でもドッグ同伴OK施設が増え始めました。

・宿泊ターゲットが明確であること
・リピーター確保への武器
・客単価、年間稼働率の確保
・OTA比率を下げて利益構造改善のソリューション
・アウトドアの弱点であった閑散期対策
・ペット飼育世帯は可処分所得が高い
・宿泊客だけではなく、地元のペット飼育世帯をターゲットにしたペットカフェ、ペットレストランも魅力
などなどグランピング事業者にとってメリットも大きいようです。

■今後のペット同伴グランピングに求められること

ただ、現在のペット同伴グランピングはまだまだ発展途上中とのニュアンスが強く、宿泊されたペットオーナーも決して満足している訳ではないようです。
ペットオーナーは「単に一緒に泊まれる施設」と言うだけでは満足しない時代が既に訪れています。

今後のペット同伴グランピングに求められることは「ペットのストレスが可能な限りフリーである施設(実は飼い主のストレスと理解してますが)」、
少々遠距離であっても「行くべき価値がある施設」ということになります。

僕たちグランピング企画チームでも以前からこの部分の議論を行い、あるべきペット同伴グランピングの仕様やサービス、コンテンツを具体的に整理しました。
競合他社との差別化を真剣にお考えの事業主様
ライフスタイルグランピングを追求していきたい事業主様
愛犬と共に泊まりたい施設がなかなか見つからないとおなげきの事業主様

是非ご一緒に今後あるべきペットツーリズム対応型ドッググランピングを作っていきましょう!
お気軽にご相談をお待ちしております。