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お盆休みは・・・ありません

2023.08.14
■アウトドアサービスの価値を求められている・・・2023年夏

ここ数年、毎年口癖のようになっているのが「去年の夏もこんなに暑かったっけ?」と言った会話(笑)
やはり2023年の夏も、毎日毎日炎天下の灼熱地獄の中で既にぐったりしています。

先日能登半島の某キャンプ場にお邪魔した時も、連泊テント泊予定だったキャンパーさんが、初日夜の暑さでテントでは眠れず
2泊目は冷房付きのコテージへ逃げ込んだ!なんて笑えないお話を支配人から教えていただきました。
まぁ昔から「アウトドアは春と秋がベストシーズン」ではあるのですが・・・夏は「夏休み」がありますからねぇ。

グランピング市場においてもアフターコロナと呼ばれる2023年は各所で変化が生じている様です。

・夏休みの宿泊予約のスタートが遅い、加速がかからない
・GW以降の宿泊稼働率がかんばしくない
などなど

個人的には「一般的に」上記現象は当然かなと考えています。
一つはアフターコロナ時代に突入した2023年はご承知の「海外旅行」が復活しています。
コロナ時代に海外旅行予算をグランピングが獲得していたことは誰もが理解していることで大きな驚きではありません。
そしてもう一つは「旅行支援」。
昨年までは各グランピング施設はこの旅行支援にも大きく助けられていたかと思います。

2023年度の状況が「コロナ以前」に戻った以上、一昨年、昨年対比で宿泊利用者数が減少したからとて悩む必要はありません。
当然の減少なのですから・・・。
ただグランピング施設の半数近くの事業主様はコロナ真っ最中、期間中に開業された方々なので
市場が上記追い風状態の中で事業スタートされているので・・・わかっちゃいるが不安にもなる!!って感じなのでしょう。

事実、コロナ前から施設運営されておられる事業主様は「コロナ前の自社施設の本来のポテンシャル(利用者数や売上)」を
把握された上で今後の戦略を議論されている様です。

とある施設ではコロナ前(2018年や2019年)に比べ、コロナ期間(2020年、2021年、2022年)は毎年約35%の売上増を
確保されていましたが、2023年繁忙期はどうやら2019年水準に戻っているそうです。
そこを理解した上で2019年と2023年の宿泊利用者層の差異があるかどうかの分析に入られています。
その他ここではお伝え出来ない細かなデータ対比と共に施設の「残すべき価値」と「新たな価値創造」が戦略となってきます。

ただ・・・過去に何度か触れてきましたが、ブームだけに乗っかって「お客様への価値提供」が出来ていない施設に関しては
残念ながら潰れていくのを待つのか、はたまた今からでも「お客様へ何を提供するのか?」の早急なる構築が必要になるかと。
「安かろう悪かろう」はダメの代名詞ではありますが「高かろう悪かろう」ではあっという間に廃業です。

2023年夏・・・昨年対比で落ち込みを感じる施設は今一度「お客様への価値提供」について議論するチャンスかも知れません。

■お盆休みはありません

2023年夏・・・久々にお盆休みもなくバタバタしているカプセルです。
既に開発プロデュースが開始している案件、開発プロデュース直前準備をしている案件はありますが、
7月下旬から「栃木県」「東京都」「千葉県」「石川県」と出張行脚し、関西地区の開発用地視察などを重ねてお盆を迎えました。

有難いことに8月中に2つの案件の企画プレゼンに参加させていただいております。
ありがとうございます。
多数のグランピング/アウトドアリゾートの企画・開発・プロデュース会社の中から「こいつのアイデアも見てみたい」と感じて
いただけたことは非常に嬉しいことですし、2案件ともそれぞれゾクゾクするくらいに「新しいチャレンジ」が可能な案件です。

カプセルは安易なパッケージ企画は絶対にご提案しませんし、安易に「簡単に儲かりますよ!」って事業計画も提出しません。
そこをご理解いただける事業主様と出会えれば、スタッフ一同全力でゴールに向かって走る会社でもあります。

採用・不採用は時の運もありますが、お盆はプレゼン準備に没頭しようと思います。