スタッフブログ

グランピング開発における建築設計チームの役割

2023.09.20
■プロデューサーと建築設計士は二人三脚

現在、来年開業に向けての開発作業が複数走っている訳ですが、開発案件の規模や事業主様からのご依頼内容によって
開発のチーム編成は異なりますが、建築施工会社様(造成・伐採含む)、上下水・電気工事会社様などを除くと、
僕たちの開発プロデュースチームの編成はこんな感じ頑張ってます。
⇒プロデューサーやプロデューサー補佐
⇒建築設計士
⇒家具調度品スタイリスト
⇒開業準備チーム
⇒デジタルチーム(デジタル戦略とデジタル制作実務)
その他

開発プロデュースにおける開発の前半戦は「設計チーム」が主役であると言っても過言ではありません。
開発地となる土地にプロデュースチームが企画を落とし込んでいく場合にも設計チームとの二人三脚での作業となります。
・建築基準に適合した企画となっているのか?
・所轄自治体の規制や条例をクリアしているのか?
・土地の形状や高低差は?
その他上下水などのインフラ把握などプロデュースチームだけでは「絵に描いた餅企画」となってしまう可能性もあるからです。

めでたく企画がGOとなった後も設計チームは大車輪の活躍が求められます。
・自治体との開発協議
・建築確認申請に向けた様々な作業(基本設計や詳細設計など)
・建築施工会社様、上下水電気など主要インフラ工事会社様などとの綿密な打ち合わせとコスト把握
 
プロデュースチームの理想と土地や自治体の現実、そして事業主様のご予算に板挟みとなりながら
プロデューサーと二人三脚で着地点を探し続けるお仕事となります。

本当に縁の下の力持ち的な存在でしょ?(笑)
僕個人で言うと現在の設計士Mさんが三代目となるパートナーなんですが・・・Mさんとは非常に仕事がやりやすく感謝しています。
もちろん設計士本来の実務を安心して任せられるといった部分は当然として、何よりもフットワークの軽さと「理想と現実」の着地点を
見つけるバランスの良さが光っていると感じています。

で・・・めでたく建築確認申請がOKとなった後は開発プロデュースの後半戦へとなる訳ですが、ここからは大きく2つのラインが走ります。
・ハード(建築施工関係)
・ソフト(施設開業に向けた様々な開業準備関係)
このステージにおいてプロデュースチームは「ソフト」へと重心がかかってくるのですが、安心して「ソフト」に重心をかけれるのは
「ハード」の総監督的な立場に設計チームがなってくれているからなんです。
建築施工会社様(造成土木基礎工事含む)、上下水電気工事会社様、アウトドアメーカー様などが設計通りに、スケジュール通りに作業
していただいているかの確認とコントロールをしてくれるのが設計チームなんです(設計監理)。
「ハード」のスケジュールの遅れは「ソフト」作業に大きく影響を与えるので責任は重大です。
そして不可抗力も含めてスケジュールに異変が生じたときも、プロデューサーと設計士は二人三脚で対応協議に追われていくわけです。

建築検査、消防検査、保健所検査が完了するまでそんな日々が続きます。
今回は開発プロデュースの「設計チーム」について簡単にお伝えしました。

次回は「開業準備チーム」についてお話ししますね。