スタッフブログ

グランピングと土地問題

2023.12.20
■改めて痛感させられた日本の土地問題 グランピングと土地

2023年も残りわずかとなってきましたが皆さんにとって2023年はどんな一年だったでしょうか?
カプセル社にとっての2023年は「土地、土地、土地・・・土地」と開発用地に翻弄された一年でした(涙)

過去多数の案件と向き合わさせていただき、これまでも確かに「グランピング開発の土地問題」については
なんだかんだとありました。

河川法で思った通りのグランドデザインが出来ない
よくよく調べたら市街化調整区域だった
開発地の土地面積が広すぎて各種申請事で四苦八苦
素敵なロケーションだったがインフラ工事に莫大なコストが必要
別荘地で近隣住民会の開発猛反対を食らった
購入したい土地の名義人が30人以上存在した(日本の田舎あるある)
保有されている山林の伐採土木コストだけで気絶した
などなど笑い話も含めて日本の土地の「怪奇」と遭遇してきました。

でも「土地ありき」で開発プロデュースが始まる以上避けて通れない関門でもあったりします。 

そして2023年・・・今年も「土地問題」は継続でした(涙)

崖土砂崩れ規制
県立公園、国定公園法のハードル
過去同様に山林農地問題
そして1年かけて企画推進してきた開発案件の土地が購入間際に地主さまが反社であることが判明したり・・・(初体験)

不動産会社様から年間多数持ち込まれる物件情報も、ヒアリングしていくとすんなり開発に取り組める土地はそう多くはありません。

面積が狭く、土地神話が根付く日本では土地に対してあらゆる規制が紐づいています。
先日のニュースでは空き家改善法が施行されるとのことですが、グランピングに限らず土地(又は遊休地など)の有効活用に対する
法規制の改善はある程度必要であるとも感じます。
勿論地域を守るために譲れない規制も沢山ありますが、極端に言うと大昔の規制は都度都度時代に応じて柔軟に対応して欲しいなぁ。

2024年はどんな土地と出会い、どんな規制と向き合うのでしょうか?
個人的には穏やかな土地で穏やかにグランピング開発プロデュースさせて欲しいと思います(笑)

■2024年に向けて

カプセル社では2024年1月から本格的にグランピング施設の運営支援・経営支援を目的とした新サービスをスタートさせます。

これまで培ってきた経験や得たノウハウ、そして増えてきた経験豊富な仲間という資産財産を活用し、
既存グランピング施設やこれからグランピング場を開業されようとする事業主様に向けた運営・経営サポートです。

「オンリーワン施設サポート(仮称)」

グランピングの市場拡大から淘汰、安定期への変化の中で生き残る施設は何か?(宿泊利用者の支持を得られる施設とは何か?)
全国で500か所を越えるグランピング施設。差別化のない類似施設も多数存在しています。
開業すれば誰でも儲かる!と言うグランピング神話は無責任なブームを信じる噂話に過ぎません。
先輩であるホテルも旅館もリゾートも当たり前の様に日々努力して宿泊利用者へ「価値の提供」をおこなって切磋琢磨しています。
グランピング市場も当然の様に「オンリーワンの価値提供」が求められる時代となってきました。

では、「地域のオンリーワン(負けないグランピング場)」となるためには日々どの様な努力をすれば良いのか?を二人三脚で
サポートするサービスです。

詳しくは2024年プレスリリース予定ですのでその時にでも。

残り少ない2023年。
悔いなき時間をお過ごしください。

例年通りご相談お問合せのメールやお電話は年末年始関係なく受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。