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事業再構築補助金とグランピング

2024.01.30
■「事業再構築補助金」はいつまで続くのか?

現在第11回まで回数を重ねている事業再構築補助金ですが、令和6年度はどうなっていくのでしょうか?

間違いなくグランピング市場の拡大に大きな影響を与えた事業再構築補助金ですが、ネット情報を見る限り
令和6年度も継続する方向みたいですね。

ただし、この制度も回数を重ね、コロナ禍からアフターコロナ時代に向けて少し内容は変化するかもです。
令和6年度からの事業再構築補助金は以下ターゲットに注力するとも言われています。

・成長分野進出枠
・サプライチェーン強靭化枠
・コロナ回復加速枠

昨年夏にもグランピングは事業再構築補助金の「成長枠」として位置づけられていましたので、
令和6年度事業再構築補助金でも「成長分野進出枠」扱いになるのではないかと勝手に推測しています。

恐らく現在情報待ちの第12回発表が令和5年度最終とすると、令和6年度は第13回事業再構築補助金となるのでしょうか・・・

■事業再構築補助金とグランピング

弊社でもこれまでに「事業再構築補助金でのグランピング開発」に関する事業主様のご相談を多数お受けいたしました。
誤解を避けるためにお伝えしますと、私たちが事業再構築補助金のコンサルティングをするわけではなく、
専門のコンサルティング会社をご紹介するか、既に専門コンサルティングと契約されている事業主様からご相談を頂戴するか
ということになります。

カプセル社としてはグランピング知識やグランピングに関する資料作成(事業計画など)に慣れておられない
コンサルティング会社のサポートをしながら採択を待つと言った座組が多かったです。

そんな経験の中で、これから事業再構築補助金で成長枠(成長分野進出枠)と言われるグランピング事業での申請を
お考えの事業主様に少しだけアドバイスを・・・

①必ず採択前にご相談をお願いいたします

過去に何度か経験させていただいたのが「事業再構築補助金が採択されたのでグランピング開発をお願いしたい」と
いうケース。事業主様の会社へお伺いして詳細をお聞きすると・・・驚愕の事実がありました。

事業主様が独自でグランピングの企画をされ、無事に採択された企画内容が・・・実現不可能な内容なのです!!
・きちんと設計されていない
・キャビンやテント費用が採択用に申請した金額では到底足りない
・上下水や電気工事、造成造園などインフラ関係の費用が申請されていない
・事業計画があり得ない稼働率や宿泊料で採択されている
などなど

そもそも申請&採択された内容から大きく仕様が変化する様でしたら最終的に採択不可となりますので
残念ながらカプセル社ではお断りするしかありませんでした。

採択通知=開発OKではありませんので要注意です。

事業主の皆様、是非申請前からお声がけくださいますよう宜しくお願いいたします。

②事業再構築補助金採択がイコール「生き残れるグランピング施設」ではありません

様々な申請書類を作成し、無事に採択されたとしても、それはグランピング事業のスタートに過ぎません。
ここからが本当は一番大事な部分とお考え下さい。

・金太郎飴の様な類似施設になっていないか?
・宿泊利用者にどんな体験価値を提供していくのか?
・開業までにどんな準備が必要か?
・集客と分析と戦略は?
などなど宿泊事業をスタートさせる大切な部分が詰まっています。

事業主様はついつい「完成させる事」に頭がいっぱいになってしまわれますが、
完成してから後悔しないように議論を重ねて行ければと思います。

是非グランピングの老舗専門会社である株式会社カプセルへ早目早目にお声掛け頂戴できましたら幸いです。