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グランピング開業に含まれる５つのリスク【対策解説付き】
この記事を読むと……
- ・グランピング開業にはどんなリスクがあるのか事前に把握することができる
- ・各リスクにどう備えれば良いのかがわかる
- ・一部のリスクには差別化のチャンスが眠っていることがわかる
「長い説明を読むよりも、まずは話を聞いてみたい！」という方はコチラ！
目次
- グランピングの開業リスク１：台風を初めとした自然災害
- グランピングの開業リスク２：閑散期
- グランピングの開業リスク３：虫を気にする人が多い
- グランピングの開業リスク４：その土地は本当に使える？
- グランピングの開業リスク５：注目が集まり淘汰が始まっている
- まとめ：特に大切なことはコレ
グランピングの開業リスク１：台風をはじめとした自然災害
自然災害によるテントや設備の破損・安全面でのリスクがあります。
テントや設備にもよりますが、強風に耐えることが難しい場合が多いからです。
具体的な対策として、台風が来る前にグランピングテントを片付けておく事をお勧めします。
もし予約が入ってしまっている場合は安全性を考慮して、予約キャンセルのご連絡判断も必要です。
結論としてグランピング開業には、自然災害に対する安全配慮や設備保全の対策・努力が必要になります。
道具選びの基準としても大切な視点であることはスタッフブログでも解説させて頂きました。
グランピングの開業リスク２：閑散期
グランピング事業の閑散期は「梅雨」「冬季」だと言われています。
閑散期の対策を行わないと、固定費に対して売上が負ける赤字リスクが増えます。
だから閑散期の対策が必要なのです。
具体的な対策としては以下のようなものが考えられます。
- ・利用の見込める団体客へのアプローチを工夫する
- ・毎年利用してくれるリピーターの会社やサークルなどのファン作りをする
- ・季節毎に魅力的なアクティビティを用意する
- ・雪や雨、寒い中でも楽しさを損なわない設備対策を行う
必要以上の赤字リスクを負わないためにも閑散期対策を行っていきましょう。
グランピングの開業リスク３：虫を気にする人が多い
利用者様の満足度を上げていくためには虫に対する対策が必要です。
意識調査をした中で８割強の方がグランピング場にいる虫について「気にしている」という結果がでています。
このリスクは逆にチャンスでもあります。
対策しているところは意識調査対象者の75％が「行きたい」と回答しています。
具体的な対策としては以下のような回答でした。
- ・虫除けグッズのレンタルがある
- ・駆除をしていることがわかる
- ・虫除けのコーティングや網などの対策がある
- ・虫除け薬剤の使用がされている
特にムカデやゴキブリ、蚊といった害虫を気にしている方が多いです。
これらの虫除け対策を行った方が良いでしょう。
グランピングの開業リスク４：その土地は本当に使える？
用途の限られた土地が存在するため、グランピング開発ができない可能性があります。
建築基準や都市計画などで法規制がある場合です。
具体的には以下のような制限がかかる場合があります。
- ・旅館業許可をとることができない用途の限られた土地だった
- ・開発する面積が大きいため、開発許可が必要
- ・景観や自然が保護されているため開発が制限されている
- ・排水関係で漁協との調整が必要になった
開発が始まる直前に制限が発覚すると大変です。
候補地が決まったら早い段階で行政へ相談に行きましょう。
グランピングの開業リスク５：注目が集まり淘汰が始まっている
市場規模の高まりと共に市場の淘汰が起きるリスクが高まっています。
一般社団法人日本グランピング協会が2009〜2019年の間に市場規模が10%以上拡大している事を事業再構築補助金事務局へ申請。
それにより第10回公募から新設された「成長枠」の対象として中小企業庁から認められました。
つまりグランピング事業は国が認める「市場規模が高まっている業種・業態」という事です。
市場規模が高まっている業態は施設もそれに比例して増えていきます。
結果として増えた施設の中で生き残り競争が始まるタイミングがやってきます。
生き残り競争を勝ち残るためには、「他のグランピング場ではなくて、このグランピング場に行きたい！」と思わせる価値提供が必要です。
グランピング開業の際には淘汰に負けない作戦を立てることをおすすめします。
今後のグランピング市場についてはスタッフブログでもコメントしております。
まとめ：特に大切なことはコレ
今回の記事の要点をまとめると以下の通りです。
- ・グランピング開業には少なくとも5つのリスクがある
- ・自然災害に対する安全配慮や設備の保全が必要
- ・閑散期でも売上を作る工夫と努力が必要
- ・虫を気にする人への配慮が必要
- ・本当に候補地は開発可能なのか確認が必要
- ・生き残り競争に勝つための差別化が必要
すべてのリスクは事前に把握しておくことで、あらかじめ備えることができます。
もし対策に不安を感じる場合は弊社へご相談ください。
【→グランピング開業手順とリスクやコスト全部まとめて解説！：参考記事はこちら】